炭素繊維シートを床版下面に貼り付けることにより、床版の疲労耐久性が大幅に改善します。
 炭素繊維シートを間隔を空け格子状に接着する床版補強工法は、炭補研が首都高速殿と共同開発した工法で以下の特徴があります。

1. 橋面からの浸透水が格子部から抜けるため、床版下面の滞水が少なく、延命効果が期待できます。
2. シート非接着部のコンクリートが露出しているため、目視による床版劣化観察が可能です。
3. 炭素繊維シートの貼付量を少なくすることにより、従来の炭素繊維シート工法よりもコストダウンが期待できます。
 橋脚の段落し部曲げ補強、せん断補強、じん性向上にも、炭素繊維シートが使用されています。
 トンネルの内面補強、亀裂防止、コンクリートの剥落防止のため、炭素繊維シートを貼り付けます。
 建築物の柱、梁および壁の補強にも、炭素繊維シートが使用されています。
 煙突の曲げ補強やせん断補強、、地下鉄の中柱のせん断補強にも使用されています。